ブルーシフト

大学院生の幸せな日々

謹厳

自分事、他人事、あらゆる場面で軋みを感じる。

近くであれば、後輩が毒を吐くようになったこと。遠くであれば友人関係の破綻の兆しや、恋愛の不仲が可視化していること、様々な綻びが見え始めている。

ゆえに5月病などが流行ってしまうのだろうか、鬱屈とした現実が、新生活というベールからこちらを覗いている。

 

・5月6日(土)

朝から研究室、最近後輩の毒が目立ち始めている。

彼はまじめでいい後輩である。ほんの少しの突っかかりも無視できない性質なようで、適当さが目立つ自分とは対極的な位置にあるが、自分の気づけない議論の種を育ててくれるため大変助かっている。しかしあまりにも真面目すぎて論文を読むのが遅すぎる、だから逆に適当さで引っ張ることもしばしばであり、結局いいペアであるんじゃないかと思っている。

何故GWを返上してまで研究室に連日居るかと言うと連休明けに輪講と言う名の論文紹介が入ってしまっているからだ。輪講と言う存在を院に入って初めて体験しているが、今まで自分がなんて適当に論文を読んでいたんだろう、と感じた(そうしないと数がこなせないので難しいところでもあると思う…)。

「Abstractは英語で書け」やら「内容はまとめて議論しろ」やら「何かしらの原理を見つけて教科書から説明を持ってこい」やらetc.、「ぼすのかんがえたさいきょうのろんぶんしょうかい」である。

今回渡された論文はnature産で20p近くあって、しかも難解・・・非常にヘビィなものである。後輩君は実質初めて論文を読むのに、、、ボスは鬼か?(鬼である)

後輩君にはある程度の自由度を持って仕事を割り振ったが、もっと「やれ」と言った方がいいのか?しかし潰れてもらっては困るし・・・。うーむ・・・。と言った疑問が渦巻く。

それというのも今回の仕事配分法は今まで自分が学部で身に着けた処世術であるからだ。与えられた課題に対して「自分が明確に半分以上仕事を請負い、かつ選択肢を残した状態で仕事を割り振る。」こうすると案外人は動いてくれる。自分で背負い過ぎて潰れそうになったり、全く自ら手伝ってくれなくて、無駄にイライラしているときに思いついた方法である。これのいいところは「自分は働いている」感を十分に感じられるし、かつ相手に「申し訳なさ」を背負わせて働かせることができるところである。

そんなことせずとも後輩は優秀なんだから、もっと投げまくってもいいのかなぁとも思ったりするが、大体そういう時は思ったよりキャパギリギリだったりで・・・と悩んでいる。

 

後輩君にやる気というか、楽しそうに研究活動を行う雰囲気が感じ取れなかったので「なんでこの研究室を選んだの?」と雑談がてら尋ねてみると「○○(広い分野名)であればどこでもよかったんです。」と言っていて、あぁそりゃまだ楽しくないわ・・・。とも思った。なおさら「一つ一つ詰め込んでいくのもいいけどもっと沢山断片で情報をインプットして欲しい」と思った・・・おい、どれだけ後輩のことばっか書いているんだ、後輩に幸あれ!おわり!

 

夜には損得のみの人間関係について考えさせられることが数点あった。

友達ってなんなんですかね。

 

元気出していきましょう。ではまた。